【なぜ小児矯正が今重要?7つのメリットを徹底解説|旗の台歯科・矯正歯科】

こんにちは!東急池上線・大井町線「旗の台駅」東口から徒歩30秒、
イオンタウン旗の台2階の歯医者、旗の台歯科・矯正歯科です。
「子どもの歯並び、少しガタガタしてるけど様子を見ようかな…」
実はその判断、将来の歯並びや噛み合わせに大きな影響を与えるかもしれません。
今回は、小児矯正(子どもの矯正)を早期に始める7つのメリットについて、
専門医の視点からわかりやすく解説します。
1. 顎の成長を利用できる
小児矯正の最大のメリットは、成長中の顎の骨をコントロールできることです。
大人になってからでは顎の骨格は固まり、抜歯や外科的手術が必要になる場合もありますが、
成長期であれば、自然な成長を促して理想的な歯並び・噛み合わせに導けます。
6〜10歳頃は顎の発育が活発な時期。
このタイミングでの矯正は「骨格誘導」が可能です。
2. 将来の抜歯リスクを減らせる
成長期に歯列の幅を広げることで、永久歯が自然に並ぶスペースを確保できます。
その結果、成人矯正で抜歯が必要になるケースを大幅に減らすことができます。
小児矯正で正しく骨格が育てば、将来的な治療負担も軽減されます。
10歳で顎の成長を促した子どもは、抜歯せずに綺麗な歯並びを維持できることが多いです。
3. 発音や呼吸の発達を助ける
歯並びや顎の形は、発音・呼吸・嚥下(飲み込み)にも関係します。
特に口呼吸や舌の位置異常は、歯並びの乱れを悪化させる要因でもあります。
小児矯正によって舌の正しい位置・鼻呼吸の習慣を身につけることで、
顔の成長バランスも良くなります。
「口をポカンと開けている」「いびきをかく」お子さんは、
顎の発達や気道が狭くなっている可能性があります。
4. 永久歯の生え変わりをスムーズに
永久歯が生えるスペースが足りないと、歯が重なったり、ねじれて生えてきます。
小児矯正では、乳歯と永久歯のバランスを管理し、理想的な生え変わりをサポートします。
早期に介入することで、歯が「正しい位置」に生えるように導けるのです。
5. コンプレックスの改善につながる
歯並びの悪さは、見た目や発音へのコンプレックスにつながることがあります。
小児矯正で早めに整えておくと、お子さんの自信にもつながります。
「笑顔を隠す」「話すのが苦手」などの心理的ストレスを減らせる点も大きなメリットです。
6. 虫歯・歯周病の予防になる
歯並びが整うと歯ブラシが届きやすくなり、清掃性が大幅に向上します。
小児期から正しい歯並びを保つことで、虫歯や歯肉炎の予防にもつながります。
将来の歯の健康を守ることにも効果的です。
小児矯正は「見た目を整える治療」だけでなく、
これから先の歯とお口の健康を守るための大切なステップです。
7. 成人矯正がスムーズになる
小児矯正を行っておくと、永久歯が整った後の成人矯正が非常にスムーズです。
歯の移動距離が短くなり、治療期間・痛みも軽減されます。
成長期のうちに正しい骨格の土台を作ることで、“抜かない矯正”や“短期間矯正”が実現しやすくなります。
旗の台歯科・矯正歯科の小児矯正
当院では、お子さん一人ひとりの成長スピードに合わせて、段階的な矯正プログラムを行っています。
- プレオルソ・マイオブレースによる筋機能訓練
- 顎の成長誘導(拡大床・機能矯正)
- 永久歯萌出後の本格矯正までトータル管理
矯正が必要かどうか迷っている方は、まずはお気軽にご相談ください。
CT撮影や口腔内スキャンで正確に診断いたします。
参考文献
- 日本矯正歯科学会『小児期における矯正治療ガイドライン2022』
- 厚生労働省:歯科疾患実態調査
- 日本小児歯科学会『成長発育と口腔機能の発達』
- 東京医科歯科大学 口腔育成学講座『小児矯正の早期介入の臨床的意義』