【子どもの矯正、痛み少ない方法は?4つの選択肢を比較|旗の台歯科・矯正歯科】

こんにちは!東急池上線・大井町線「旗の台駅」東口から徒歩30秒、
イオンタウン旗の台2階の歯医者、旗の台歯科・矯正歯科です。
「子どもの矯正って痛そう」「嫌がって続かないのでは?」と心配される親御さんは多いです。
実は、最近の小児矯正では痛みを最小限に抑える治療方法がいくつもあります。
この記事では、痛みが少ない小児矯正の4つの方法を比較しながら、
お子さんが安心して通える治療の選び方を解説します。
1. マウスピース矯正(プレオルソ・マイオブレース)
やわらかいシリコン製のマウスピースを使って、歯並びとお口の筋肉バランスを整える方法です。
歯を強い力で動かすのではなく、筋肉の動きをトレーニングしながら自然に歯列を改善します。
寝るときや家にいる間だけ装着するため、学校生活にもほとんど支障がありません。
痛みがほとんどなく、取り外しも簡単。
低学年のお子さんにもおすすめの矯正方法です。
2. 拡大床(顎の成長を利用する装置)
顎の骨の成長を利用して、歯が並ぶスペースを広げる装置です。
ネジを少しずつ回して広げるタイプが多く、強い痛みを感じることはほとんどありません。
歯を直接動かすのではなく、骨の成長を誘導するため、負担が少なく将来の抜歯リスクも軽減できます。
成長期の今しかできない「骨格誘導矯正」。
10歳前後のお子さんに特に効果的です。
3. 部分矯正(ワイヤーを一部にだけ使用)
歯の一部分にだけ小さなワイヤーを装着し、目立たず・短期間で歯を整える方法です。
最新の細いワイヤーや特殊なゴムを使うことで、従来のような痛みを大幅に軽減できます。
必要な部分だけに力をかけるため、歯へのダメージも少なく安全です。
ワイヤー調整直後に数日間だけ軽い違和感がある場合もあります。
食事は柔らかいものを選ぶと快適です。
4. 筋機能訓練(MFT:口腔筋機能療法)
歯並びの乱れは、実は「舌のクセ」「口呼吸」などの筋肉習慣が関係していることがあります。
MFT(筋機能訓練)は、痛みを伴わずに舌・唇・頬の筋肉を正しく使う訓練を行う矯正法です。
プレオルソやマイオブレースと組み合わせることで、より安定した結果が得られます。
MFTはトレーニング形式のため装置を使わず、
小さなお子さんも楽しみながら取り組めます。
痛みを減らすための工夫と医院選びのポイント
- お子さんの成長段階に合った装置を選ぶ
- 痛みを感じたときは無理をせず歯科医に相談
- 矯正中も定期的に虫歯チェックを受ける
- 医院でのフォロー体制(予約・調整間隔)が整っているか確認
痛みの感じ方には個人差がありますが、
「お子さんが嫌がらず続けられるか」が何より大切です。
当院では、お子さんのペースに合わせたやさしい矯正を行っています。
・マウスピース矯正(プレオルソ/マイオブレース)
・成長期に合わせた拡大床・MFT対応
・痛み・見た目・通院負担を最小限にする治療設計を行っています。
参考文献
- 日本矯正歯科学会『小児矯正における疼痛と心理的負担に関する報告書(2022)』
- 日本小児歯科学会『子どもの矯正治療のガイドライン』
- 東京医科歯科大学 口腔育成学講座『痛みを抑えた小児矯正の臨床応用』
- 厚生労働省:歯科疾患実態調査