【歯が痛いときにチェックすべき5つの原因|放置してはいけない理由】

こんにちは!東急池上線・大井町線「旗の台駅」東口から徒歩30秒、
イオンタウン旗の台2階の歯医者、旗の台歯科・矯正歯科です。
「なんとなく歯がズキズキする」「冷たいものがしみる」「噛むと痛い」——
こうした歯の痛みは、身体が出している大切なサインです。
痛みを我慢して放置すると、症状が悪化し、神経の治療や抜歯が必要になることも。
今回は、歯が痛いときに考えられる5つの主な原因と、早めに受診すべき理由を解説します。
1. 虫歯(う蝕)による痛み
最も多い原因は、やはり虫歯です。初期段階では痛みがほとんどありませんが、
進行すると冷たいもの・甘いもの・噛む刺激でズキッと痛むようになります。
神経(歯髄)まで虫歯が達すると、強い痛みや夜間痛を伴い、根管治療(神経を取る治療)が必要になります。
痛みが一時的に治まっても、虫歯が治ったわけではありません。
放置すると感染が広がり、歯を失うリスクもあります。
2. 歯周病(歯ぐきの炎症)による痛み
歯ぐきが腫れたり、歯が浮くような感覚がある場合、歯周病が原因かもしれません。
歯と歯ぐきの間に細菌がたまり、炎症が進むと歯を支える骨が溶けることもあります。
特に「噛むと痛い」「歯ぐきから血が出る」「口臭が気になる」場合は要注意です。
歯周病は成人の約8割がかかる“沈黙の病気”。
自覚症状が出るころには進行しているケースが多いです。
3. 知覚過敏による痛み
「冷たい飲み物がしみる」「歯ブラシが当たると痛い」という症状は、知覚過敏の可能性があります。
歯ぐきが下がって象牙質が露出すると、刺激が神経に伝わりやすくなります。
歯の削りすぎや歯ぎしり、強いブラッシングなども原因になります。
一時的なしみなら知覚過敏の可能性が高いですが、
長く続く痛みは虫歯や神経炎症のサインかもしれません。
4. 歯の神経(歯髄炎・根尖性歯周炎)の痛み
虫歯が神経まで到達すると、夜眠れないほどの強い痛みが出ることがあります。
また、過去に治療した歯でも、根の先に膿(うみ)がたまると再び痛みが生じます。
放置すると腫れや発熱を伴い、重症化することもあります。
「我慢すれば治る」と思わず、早めに歯科で神経や根の状態を確認しましょう。
5. 歯ぎしり・食いしばりによる痛み
睡眠中の歯ぎしり・食いしばりも、歯の痛みの原因になります。
強い力が歯や顎関節にかかり、歯の根や筋肉に炎症が起きることがあります。
朝起きたときに「歯が浮く」「頬の筋肉がこっている」と感じる人は要注意です。
ナイトガード(マウスピース)を使用することで、
歯や顎への負担を軽減できます。
歯が痛いときにやってはいけないこと
- 自己判断で市販薬を長期間使い続ける
- 痛みが引いたからといって放置する
- 温めたり、強くマッサージする(炎症が悪化する)
痛みは一時的に治まっても、根本原因が残っていることが多いです。
必ず歯科で原因を確認し、適切な治療を受けましょう。
旗の台歯科・矯正歯科の治療方針
当院では、痛みの原因を正確に見極めるために、デジタルレントゲン・CT撮影を用いて診断を行っています。
神経を守る治療から、必要に応じた根管治療・噛み合わせ改善まで、
お一人おひとりに合った治療をご提案しています。
放置せず、早めの受診が健康な歯を守る第一歩です。
参考文献
- 日本歯科保存学会『歯髄炎・根尖性歯周炎の診断と治療指針』2022年
- 厚生労働省:歯の健康に関する調査
- 日本歯周病学会『歯周病と全身疾患の関係性』
- 日本補綴歯科学会『咬合異常と顎関節症の臨床的研究』