【矯正が必要かどうか迷ったら読む4ステップ|判断の基準と相談のタイミング】

こんにちは!東急池上線・大井町線「旗の台駅」東口から徒歩30秒、
イオンタウン旗の台2階の歯医者、旗の台歯科・矯正歯科です。
「矯正したほうがいいのかな?」「まだ早いかも…」と迷う方は多いです。
歯並びの問題は見た目だけでなく、噛み合わせ・発音・将来の虫歯や歯周病リスクにも関わります。
今回は、矯正を検討している方に向けて、「矯正が必要かどうか判断する4ステップ」を
わかりやすくご紹介します。
STEP1:まずは「見た目」より「機能」で考える
歯並びが少し重なっているだけでは、すぐに矯正が必要とは限りません。
大切なのは噛み合わせ(咬合)と機能です。
例えば、次のような場合は矯正を検討すべきサインです:
- 前歯が噛み合わず、食べ物を噛み切れない
- 上下の歯がずれていて、片側でしか噛めない
- 口が閉じにくい・口呼吸が多い
機能的に問題がある場合、放置すると顎関節や筋肉への負担が大きくなり、将来のトラブルにつながります。
「見た目が少し気になる」よりも、「噛みにくい・顎が疲れる」などの機能面を重視して判断しましょう。
STEP2:年齢に合わせたタイミングを知る
矯正治療は年齢によって目的と方法が変わります。
子ども(6〜12歳)では、顎の成長を利用して歯が正しい位置に並ぶよう誘導する
「小児矯正」が中心です。
一方、大人(高校生〜成人)では、成長が完了しているため、歯を正しい位置に動かす
「成人矯正」がメインになります。
成長期を利用できる小児矯正は、将来的な抜歯のリスクを減らせるケースも多いです。
STEP3:矯正が必要かどうかは「原因」で変わる
歯並びの乱れは、単なるスペース不足だけでなく、骨格や舌のクセ、呼吸習慣などが関係します。
そのため、見た目だけでなく、「なぜ歯がずれたのか」を明確にすることが重要です。
原因が異なれば、治療内容も変わります。
例えば:
- 顎の成長バランス → 機能矯正で改善
- 歯の位置のズレ → マウスピース矯正やワイヤー矯正で修正
- 口呼吸・舌癖 → 口腔筋機能訓練(MFT)を併用
原因に合った矯正プランが、長期的に安定する歯並びを作ります。
STEP4:迷ったらまず「無料相談」を受けてみる
「気になるけど、治療が必要かわからない」——そんなときは、歯科での相談が最も確実です。
当院では、CT撮影や口腔内スキャンを用いて、顎の骨格・歯の位置・噛み合わせを総合的に分析。
治療が必要かどうかを客観的に診断します。
無理に矯正を勧めることはなく、「今は経過観察でOK」と判断するケースもあります。
お子さんの将来の歯並びから、大人の見た目改善まで、
お悩みに合わせて最適なプランをご提案します。
参考文献
- 日本矯正歯科学会『矯正歯科治療の適応と治療方針ガイドライン2023』
- 厚生労働省:歯列・咬合異常に関する実態調査
- 日本小児歯科学会『成長期における顎発育と歯列管理』
- 東京医科歯科大学 矯正学講座『矯正治療の早期介入と安定性に関する臨床研究』