旗の台歯科・矯正歯科イオンタウン旗の台 2Fの総合歯科・矯正歯科

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【食いしばりの原因とは?歯への影響と対策(マウスピースは必要?)】

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こんにちは。東急池上線・大井町線「旗の台駅」東口から徒歩30秒、イオンタウン旗の台2階の歯医者、旗の台歯科・矯正歯科です。

「気づくと歯をグッと噛みしめている
「朝起きると顎がだるい、歯が疲れている感じがする」
「詰め物がよく取れる、歯が欠けたことがある」
こうした症状がある方は、食いしばりが関係しているかもしれません。

食いしばりは、虫歯のように目で見て分かりやすい問題ではありません。しかし、放置すると歯・詰め物・歯ぐき・顎関節にじわじわ負担が蓄積し、痛みやトラブルの原因になることがあります。

この記事では、食いしばりの原因、歯や顎への影響、セルフチェック、対策(マウスピースの考え方も含む)、受診の目安までを、歯科医の視点でわかりやすく解説します。

フォーカス:食いしばりの原因は何か?
食いしばりは「クセ」だけではなく、ストレス・姿勢・噛み合わせ・生活習慣が重なって起こることが多いです。原因を整理すると対策がしやすくなります。

食いしばりとは?歯ぎしりとの違い

食いしばりは、上下の歯を強く噛みしめる状態です。起きている間に無意識でしていることも多く、集中時・緊張時・スマホ作業中などに起こりやすい傾向があります。

一方で、歯ぎしりは就寝中に起こることが多く、ギリギリ擦るタイプ、カチカチ噛むタイプ、強く食いしばるタイプなどがあります。どちらも歯や顎への負担は大きく、歯科ではまとめて「ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)」として扱うこともあります。

本来、安静時の上下の歯は軽く離れているのが正常です。日中に歯が当たり続ける状態(TCH:歯列接触癖)があると、顎や歯に負担が溜まりやすくなります。

食いしばりの原因(なぜ起こる?)

食いしばりの原因はひとつではありません。よくある原因を整理していきます。

原因① ストレス・緊張(無意識の噛みしめ)

食いしばりの原因として最も多いのが、ストレスや緊張です。集中しているとき、イライラしているとき、不安が強いときなどに、無意識に噛みしめが起こります。自律神経の影響で筋肉がこわばり、顎の筋肉(咬筋・側頭筋)が働き続ける状態になります。

  • 仕事中や運転中に奥歯を噛みしめている
  • 気づくと肩に力が入っている
  • 寝ても疲れが抜けない

原因② 姿勢(スマホ首・猫背)

姿勢も食いしばりの原因に関係します。頭が前に出る姿勢(スマホ首)や猫背が続くと、首・肩の筋肉が緊張し、その緊張が顎周りにも伝わります。結果として、噛みしめが強くなることがあります。

「顎のだるさ+肩こり・頭痛」がセットの方は、食いしばりの原因が姿勢と連動していることがあります。

原因③ 噛み合わせの偏り(片側噛み・高い詰め物など)

噛み合わせが偏ると、特定の歯や顎に負担が集中し、食いしばりを助長することがあります。たとえば「いつも同じ側で噛む」「治療後から噛みにくい」「詰め物が高い気がする」などがある場合は要注意です。

  • 片側だけで噛むクセがある
  • 詰め物・被せ物の後から違和感がある
  • 顎が開けると左右にぶれる

原因④ 生活習慣(カフェイン・睡眠不足・飲酒など)

睡眠不足、疲労、カフェインの摂りすぎ、飲酒などは、睡眠の質や自律神経に影響し、就寝中の歯ぎしり・食いしばりが増えることがあります。特に「寝ても顎が疲れる」「朝の顎のだるさが強い」場合は、夜間の影響も疑います。

食いしばりの原因は「歯」だけではなく、生活習慣の影響も大きいことがあります。対策は複合的に考えるのがコツです。

食いしばりが歯に与える影響

食いしばりは、歯にとってかなり強い力になります。自分の体重以上の力が歯にかかることもあり、日々の蓄積がトラブルを引き起こします。

影響① 歯がしみる・痛い(知覚過敏/歯の根の負担)

食いしばりで歯がたわむと、歯の表面に小さなダメージが蓄積し、知覚過敏が悪化することがあります。また、歯の根や周囲組織に負担がかかり、噛むと痛い、奥歯がズーンとするなどの症状につながることもあります。

影響② 詰め物・被せ物が取れる/欠ける

食いしばりが強い方は、詰め物・被せ物の破損や脱離が起こりやすくなります。「何度も同じ歯の詰め物が取れる」という方は、食いしばりの影響を疑う価値があります。

影響③ 歯のヒビ(クラック)

歯に目に見えないヒビが入ると、噛んだ瞬間にピキッと痛む、噛むと痛い、冷たいものでしみるなどが出ることがあります。ヒビはレントゲンで写りにくいこともあり、症状がヒントになるケースもあります。

食いしばりが原因のトラブルは「虫歯がないのに痛い」形で出ることがあります。原因を見誤ると、必要のない治療につながることもあるため、診断が重要です。

影響④ 顎関節症(顎が痛い・口が開かない)

顎の筋肉が疲労し、顎関節に負担がかかることで、顎が痛い、口が開きにくい、顎が鳴るなどの症状が出ることがあります。顎関節症は、食いしばりが原因のひとつになることが多いです。

食いしばりセルフチェック(当てはまる?)

  • 朝起きると顎がだるい/こめかみが疲れている
  • 歯がすり減っていると言われた
  • 頬の内側に白い噛み跡がある
  • 舌の縁にギザギザがある
  • 肩こり・頭痛が出やすい
  • 詰め物がよく取れる/歯が欠けたことがある
  • 集中しているときに歯が当たっている気がする
いくつか当てはまる場合、食いしばりの原因が生活の中にある可能性があります。まずは気づくことが対策の第一歩です。

食いしばり対策(今日からできる)

対策① 日中の「歯を離す」習慣(TCH対策)

日中の食いしばりの原因として多いのが、上下の歯が触れ続けるクセです。仕事中やスマホ中に、ふと気づいたら歯を離すだけでも負担が減ります。

  • 合言葉は「唇は閉じて、歯は離す
  • スマホを見る姿勢を整える(画面を上げる)
  • 肩の力を抜く(深呼吸)

対策② 生活習慣の見直し(睡眠・疲労・カフェイン)

睡眠不足や疲労が続くと食いしばりが強くなることがあります。いきなり完璧を目指さなくて大丈夫なので、「寝る直前のスマホを減らす」「寝る前のカフェインを控える」など、できるところから整えるのがおすすめです。

対策③ 歯科での対策:マウスピース(ナイトガード)

「食いしばりは止められない」と感じる方も多いと思います。実際、睡眠中の歯ぎしり・食いしばりは自分で完全に止めるのが難しいこともあります。そこで有効なのが、歯を守るためのマウスピース(ナイトガード)です。

  • 歯へのダメージ(欠け・ヒビ)を減らす
  • 詰め物・被せ物を守る
  • 顎への負担を軽減する
マウスピースは「食いしばりの原因を消す」ものではなく、食いしばりがあっても歯と顎を守るための道具です。症状や噛み合わせに合わせて調整します。

歯医者に行く目安(受診したほうがいいサイン)

次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 噛むと歯が痛い、奥歯がズーンとする
  • 歯がしみる症状が続く
  • 詰め物が繰り返し取れる/歯が欠けた
  • 顎が痛い、口が開けづらい、顎が鳴る
  • 原因がよくわからない歯の違和感が続く
食いしばりの原因が関係しているかどうかは、歯のすり減り、ヒビ、歯ぐきの状態、噛み合わせなどから総合的に判断します。自己判断よりチェックが安心です。

食いしばりが気になる方へ(当院での考え方)

食いしばりは「根性でやめる」ものではなく、原因を整理して負担を減らすことが重要です。当院では、歯や顎の状態、噛み合わせ、生活習慣を丁寧に確認し、必要に応じてマウスピースや噛み合わせの調整、セルフケアのポイントをわかりやすくご提案します。

「食いしばりの原因が知りたい」「マウスピースが必要か判断してほしい」「歯が欠けやすいのが気になる」など、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

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参考文献

  • 日本顎関節学会 顎関節症診療ガイドライン
  • 日本歯科保存学会(咬合負担・歯の破折に関する資料)
  • 厚生労働省 歯科疾患実態調査